皆さんは「クラインフェルター症候群」という言葉を聞いたことはありますか?僕は恥ずかしながら、この言葉を全く聞いたことがありませんでした。
この言葉を知ったきっかけが、当ブログで紹介した「ふたり指輪」の代表・杉原さんとのやり取りでした。
杉原さん
いつもありがとうございます!
杉原さんのご友人「マーレさん」が、noteで以下の記事を公開しました。
このような悩みを抱えている人がいるということ、そして周囲に悩みを共有できる人がいないと知り、「じゃあ僕も、僕のブログで情報を共有しよう!」と思い、当記事の執筆に至りました!
少しだけで良いので、この「クラインフェルター症候群」「46xx male」について知ってみませんか?
クラインフェルター症候群とは?
まずは「クラインフェルター症候群」とはどういうものなのかについて触れていきます!
クラインフェルター症候群(KS)は、男性の性染色体にX染色体が一つ以上多いことで生じる疾患の総称である。性腺機能不全を主病態としている。
難病情報センターより引用
通常、男性の染色体は「XY」、女性の染色体は「XX」の組み合わせとなります。しかし、クラインフェルター症候群の場合、「XXY」「XXXXY」など、Xの染色体が1つ以上多いのです。
主な症状 四肢細長、思春期来発遅延、精巣萎縮、無精子症、などを主徴とする。女性化乳房を認める場合がある。
難病情報センターより引用
子どものうちは気づかず、
大人になって不妊治療をしきっかけに知る人が
多いようです。
「46xx male」はクラインフェルター症候群と何が違うの?
この「クラインフェルター症候群」に対して、冒頭のnote管理人「マーレさん」は「46xx male」という書き方をしています。
マーレさん自身はこれまでずっと男性として生活をしてきました。しかし、不妊治療を始めたときに突然「あなたの染色体は女性です」と言われたそうです。
通常男性なら性染色体が「XY」と先ほどお話ししました。クラインフェルター症候群の人は「XXY」や「XXXY」など。
そしてこのマーレさんは「XX」、つまり性染色体が女性なのです。
マーレさんのnoteによると、他の症状としては以下の項目が挙げられるようです。
- 体毛が生えない
- 喉仏が無い
- 筋肉がつきづらい
- 無精子症
- 女性化乳房症
【46xx male】ずっと男性として生きてきたのに…
心も、体も、戸籍上の性別も、全て「男性」。そうやって生きてきて、いきなり染色体が「女性」と告げられるのは、かなりつらいでしょう。
LGBTQとは概念が全く違うものなので、僕にはマーレさんの気持ちが心の底から共感できるわけではありません。僕たちとは違って、マーレさんたちは法律で許された結婚ができて、パートナーとの関係を法的に証明することができます。正直、羨ましいです。
しかし、男性として生きてきたのに、急に今までの人生を否定されるようなこの宣告。
そして子どもが迎えられると思っていたにも関わらず、自分の染色体のことがきっかけでパートナーに自分たちの子どもの顔を見せることができないという感情。
想像するだけで胸が苦しいです。ですが、当事者はもっとつらいことでしょう。
この記事を読んだあなたに、お願いがあります。
マーレさんの心情を考えると、胸が本当に苦しくなります。それと同時に、ご自身の人生をこうやってnoteで公開しているマーレさんを心から尊敬します。
この記事を読んでくださった皆さんに、僕から2つお願いをさせてください。
1つ目に、このマーレさんの記事を拡散してください。1人でも多くの人に読んでもらいたい、そして、声を出せずに悩んでいる「46xx male」の当事者に届いてほしいです。
2つ目に、どんなに仲が良い人に対しても、話題として相応しくない内容は触れないようにしてください。セクシャリティのこと、彼氏・彼女がいるのかどうか、子どもがいるのかどうか、子どもを持つ気があるのかどうか。
それを聞いて、質問主にとってのメリットってありますか?あまり無い質問のように感じるので、それなら皆が楽しく話せるように「触れずにそっとしておく」というのが大人な対応なのではないでしょうか?
「俺は彼氏がいます!」「私たちは不妊治療をしています!」、どちらも今の日本では、まだまだ言いにくい風潮があります。これらの話題が、誰しもが躊躇せずに大声で話せるような国になってほしいです。
僕からのお願い2つでした。
最後に…
このクラインフェルター症候群やLGBTQに関して情報を集めている大学教授(東京大学教養教育高度化機構 特任准教授 坂口菊恵)という方がいらっしゃいます。よりよい日本・世界をつくるために、1人でも多くの人の情報を必要としています。
もし興味がある方、協力して頂ける方は、以下のページを読んでみてください!
これからも当ブログは、様々な人が生きやすい社会・国になるように、情報発信をしていきます!綺麗事かもしれませんが、一人でも多くの人が笑顔で生活できるよう、皆さんで協力していきましょう!
最後が宗教っぽくなってしまいましたが、
心の底からそう思っています!
本記事も最後までお読み頂き
ありがとうございました!!
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