あなたが住んでいる市区町村でパートナーシップ制度が導入されているかどうか、あなたは知っていますか?
パートナーシップ制度が全国的に導入されつつある今、どの市区町村が導入しているのかどうかを調べるのが難しくなってきています。
そんな中、僕たちセクシャルマイノリティにとってかなり便利なサイトが誕生しました!それが「みんなのパートナーシップ制度」さんです!
この「みんなのパートナーシップ制度」さんが誕生したことによって、パートナーシップ制度の情報に触れられる人が増え、この制度を利用するカップルが増えることを期待しています!
今回の記事では、「みんなのパートナーシップ制度」さんとはどんなサイトなのか、そしてどんな特徴があるのかについて説明していきます!
「みんなのパートナーシップ制度」さん
本当にありがとうございます!
「みんなのパートナーシップ制度」はどんなサイトなの?
この「みんなのパートナーシップ制度」さんは、全国の市区町村でパートナーシップ制度が導入されているかどうかを調べることに特化したサイトです。デザインもシンプルでスッキリしているので、とても見やすいです。
「みんなのパートナーシップ制度」というサイトを作った理由を、管理者の方が以下のように書いています。
なぜこのサイトを作ったのか?
「パートナーシップ制度は渋谷区や世田谷区などに導入されてるけど自分の住む町はまだまだ先の話」、そう思ってある日検索してみたところ、いつの間にか自分の住んでいる自治体でパートナーシップ制度が導入されていたことがわかりました。
そのとき意外と自分の住む場所なのに情報が届いてないことに驚き、自分の周りのゲイやレズビアンのカップルもトランスジェンダーの知り合いも、意外とこういったことは知らない人が多く、単純に情報がまとまっているサイトが少ないことに気づきました。
みんなのパートナーシップ制度「わたしたちについて」より引用
確かに2015年の渋谷区や世田谷区でパートナーシップ制度が誕生した時は大きく報道されました。しかし、その後新しく導入した市区町村に対してはそれほどニュースにならないため、知名度が低いことが考えられます。
せっかく制度が整っているのに
「知らないから利用していない」のは
もったいないですよね!
「みんなのパートナーシップ制度」は、ここがすごい!
上記の管理者の想いから生まれた「みんなのパートナーシップ制度」さんは、なんと言っても検索しやすいです!
その「検索しやすい」という特徴を、2つご紹介します!
【特徴①】自分が住んでいる地域の検索が簡単!見やすい!
「みんなのパートナーシップ制度」さんは、全国の都道府県・市区町村に対応しています!これによって、各市区町村で制度が導入されているのかどうかを、簡単に確認することができます。
例えばパートナーシップ制度が導入されている「東京都渋谷区」に関して、『渋谷 パートナーシップ制度』などと検索すれば、公式HPなどの情報にたどりつくことができます。
反対に、制度が導入していない市区町村で同じように検索しても、情報があまり出てきません。そもそも導入されているかどうかということもわからないままです。
それに対して、「みんなのパートナーシップ制度」さんはクリックするだけで市区町村ごとに制度が導入されているのかどうかを確認できるので、情報のアクセスが容易になりました!
【特徴②】各市区町村の公式HPへのアクセスが可能!
「みんなのパートナーシップ制度」さんでは、各市区町村にパートナーシップ制度が導入されているかどうかの確認が可能とお伝えしました。
そして各ページには、各市区町村の公式HPへのリンクが貼ってあります!それによって、公式サイトでも簡単に情報を確認することができます!
これまでの他サイトでは、日本地図上で導入されている市区町村が一覧で表示されていることがほとんど。そのため、市区町村毎に異なる利用条件を確認するのは少し手間でした。
それがワンクリックで確認できるのは、本当に助かります!
流石!
みんなのパートナーシップ制度さん!
【特徴③】市区町村ごとに「導入済み」「導入なし」の横断比較が可能!
また「導入済み」「導入なし」の市区町村を、都道府県別での横断比較ができます!!
東京都を例に挙げましょう。こちらが「みんなのパートナーシップ制度」さんの東京都のページです。(2021年9月6日現在)
導入済みの市区町村が一目でわかります。これらの情報は、引っ越しするときやパートナーと同棲をする時に活用できます!
都内での部屋探しをするとき「〇〇線沿線で住みたいな〜」などと探す人が多いでしょう。そんな時に一覧でこのように比較できれば、住むエリア選定の材料になるでしょう!!
【LGBT】そもそも「パートナーシップ制度」とは?
そうは言っても、パートナーシップ制度を利用している人が身近にいますか?僕の周りには残念ながらいません。
それではパートナーシップ制度がどのようなものなのか、一緒に見ていきましょう。
パートナーシップ制度とは?
「パートナーシップ制度」は、同性同士の婚姻が法的に認められていない日本で、自治体が独自にLGBTQカップルに対して「結婚に相当する関係」とする証明書を発行し、様々なサービスや社会的配慮を受けやすくする制度です。
受けられるメリットは、病院で家族と同様の扱いを受けられる、公営住宅への入居に家族として入居可能、生命保険の受け取りにパートナーを指定することができる、民間の家族割などがあります。
みんなのパートナーシップ制度「パートナーシップ制度について」より引用
法律で守られているわけではありません。しかし証明書などによって2人の関係性を証明が可能になりました。上記の「病院で家族と同等の扱いを受けられる」という点で素晴らしい効力を発揮します。
特にゲイカップルの方々は、お互いの家族と距離を置いている方々多いように感じます。そんな時にもしパートナーが倒れて入院したら、そしてそのまま意識が戻らなかったら…。
『そんな時に備えて』というのは少し極端かもしれませんが、生涯を共にする人に出会えたのならパートナーシップ制度を利用すべきだと思います。
僕らが住むところも、早く導入してほしい!
制度が導入されたら、すぐに申請しようね!
今後、更に「パートナーシップ制度」が全国に広まりますように!
「みんなのパートナーシップ制度」さんのおかげで、パートナーシップ制度に関する情報が検索しやすくなりました。
検索しやすくなれば、情報に触れることのできる人口が増加し、パートナーシップ制度がもっと身近な存在になるでしょう。
そうすればきっと、もっと全国的にパートナーシップ制度が広まっていくと、僕は信じています。いつしか日本でも、更に上の「同性婚」の法整備がされることを望んでいます。
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