カミングアウトしていないのにゲイバーの話を振られたら、セクシャルマイノリティの人はどうしますか?
1度だけならまだしも、同じ人に定期的にゲイバーの話題を振られると、どうしたらいいのか悩みますよね。笑
僕自身も職場でカミングアウトするまではかなり悩んでいました。職場の人間関係は長期的なので、悩んでいる人もかなり多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、僕が考えるゲイバーの話を振られた時にカミングアウトすべきかとその対応方法をまとめました。
あくまでも僕の経験に基づく僕の考えです。
全てのパターンに当てはまるわけではありません。
ゲイバーの話題を提示する人はどんな人?
まずはどんな人がゲイバーの話を振ってくるのかをまとめましょう。
僕が考えるパターンは3つあります。
- ゲイバーに最近興味を持ち始めた人
- 僕がゲイということに気づいている人
- 本当に何も考えていない人
ではそれぞれのパターンを詳しく見ていきましょう。
ゲイバーに最近興味を持ち始めた人
1つ目のパターンはゲイバーに最近興味を持ち始めたノンケの人。
この人の場合、話題の提示方法はそれぞれですが、
この前、初めてゲイバーに行ってきたんだ~
という話の入り口について、その時の話をしていくパターンがほとんど。
こういう人にはカミングアウトしないほうが無難
本人に悪気がないのでしょうが、ゲイやLGBTに対する理解がそれほどないように感じます。
きっとこのような話をしている人は、ゲイなどが「興味の対象」であるのでしょう。
そのためカミングアウトすると
ねえじゃあ○○部の●●さんなんてどう?
ヤる時ってどんな感じなの?
ってことは君もゲイバーによく行くの?
などのように「興味の対象の人物」になってしまうので詮索されることがあります。
そしてアウティングの可能性が高くなるので、やはりカミングアウトするのはオススメしません。
ゲイバーの話題には否定も肯定もしないほうが無難
この「興味の対象」である人からゲイバーの話題を振られたら、波風を立てないようにしましょう。
無理に話題を変えようとすると逆に感づかれることがあるので、オススメしません。
ただ相手の話を聞いて、見守りましょう。僕の反応は相槌だけにしています。
へ~そうなんだ~
僕がゲイということに気づいている人
2つ目のパターンはLGBT当事者であることを気づいている人です。
こういう人たちは僕たちがカミングアウトしやすいように、あえてナイーブに感じる話題を提示してくれます。
しかもこの人たちの共通点は
- 他の人たちがいない場所でこの話題をいつも振ってくる
- LGBTに対する気遣いを感じられる話し方をしてくれる
の2つがあげられます。
特に1つ目のポイントが重要で、
2人だけになったときにだけこの話題になり、誰かが来たらその話をやめて自然に話題を変えてくれます。
たまにこういう人に出会うのですが、その気遣いがすごいな〜といつも感動します。
LGBTに理解がある人が多い
このような行動をする人のまわりには、LGBT当事者がいることが多いので、当事者を察知する感度が高いように感じます。
ゲイの人がゲイの人に対して気づきやすいのと同じように、ゲイの人と接する機会が多ければ気づきやすくなるのでしょう。
そしてLGBTの知り合いが多いことで、LGBTに対する理解がある人が多いです。
僕はこういう人から心無い言葉を言われたことが今までないので、安心できるポイントだと考えています。
カミングアウトすることで良い関係に
前述したようにLGBTに対して理解がある人が多いので、
2-3回ゲイバーの話を振られたら、僕は思い切ってカミングアウトしています(笑)
しかもカミングアウトすることによって、職場や学校などの環境で味方になってくれるうえに、
LGBT当事者と繋いでくれたりすることが多いでしょう。
そのためあなたが抵抗感を抱かなければ、カミングアウトすることをオススメします。
そもそも何も考えていない人
3つ目のパターンは「そもそも何も考えてない人」です。
LGBTという事に対して良くも悪くも興味がなく、ゲイバーに行ったことがある・もしくは知っている程度の人でしょう。
だから数回ゲイバーの話題を振ってきたのはたまたまという可能性が高いです。
正直1番接しにくい…
必要性を感じないならカミングアウトしないほうが無難
良くも悪くもLGBTに対して興味がないので、カミングアウトした後の反応は人それぞれ。
カミングアウトした後に自分に得がなければカミングアウトすべきではないと僕は思っています。
なのでこの人たちにもカミングアウトしない方が無難でしょう。
話を聞いてあげる
この人にゲイバーの話題を振られたらとりあえず聞いてあげましょう。
特に何も考えずにゲイバーの話題を提示したのでしょうから、何を言おうと特に不信感を抱くことはないでしょう。
変に反論さえしなければ怪しがられることはありません。
それぞれの見極めが大事!
それぞれのパターンを解説しました。
僕の経験が元になっているので、もちろんこれ以外のパターンも多くあると思います。
しかし僕はだいたいのこの3パターンでなんとかなってきたので少しはお役に立てるかと思います!
相手を見極めて、関わり方を決めましょう!!
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