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このブログの管理人である僕「ばん」のセクシャリティはXジェンダーですが、状況によっては「Xジェンダー」と言ったり「ゲイ」と言ったり、使い分けをしています。
なぜそんなことをしているのかを説明するために、今回の記事では僕が生まれてから現在に至るまでの僕自身のセクシャリティの捉え方をまとめました!
他の人のセクシャリティの捉え方について知る機会はなかなかないので、まずは僕のセクシャリティを発信します!
【小学生】女子と常に一緒に遊んでいた
僕はかなりの田舎で育ちました(笑)過疎が進んでいる地域だったので、僕が通う小学校は1学年5~15人程度。人数が少なすぎて、皆いつも男女関係なく遊んでいました。
とはいえ僕はいつも女子と一緒に遊んでいました。当時「男」としての自覚はあったんですが、なんとなく男子がすることを一緒にやりたくなかったんです。
○○レンジャーごっことか、サッカーとか、カードゲームとか。
そして僕が好きになるものも「女子」が好きになるものばかりで、必然的に女子と話が合いました。
しかし本当に小さい頃からこのスタンスだったし、僕の同級生もそのことを理解していたので、何も問題なく毎日楽しく生活していました。
【中学生】自分の性に違和感を覚える
家庭の事情で、中学生の途中でド田舎から東京に転校してきました。今まで1学年15人だったのが一瞬にして1学年200人になりました(笑)
10倍以上!笑
人数の多さにビックリしたんですが、それ以上に驚いたのが「男女の壁」でした。
これは東京だからなのか、中学生のこの時期だからなのか、この中学校がたまたまなのかわかりませんが、男女は別々で行動するのが当たり前という風潮を感じました。
教室の移動や、放課後の帰り道など。女子と話しながら帰りたいのに、一緒に帰っていると変な目で見られていました。
ここらへんから自分の性に疑問を抱きました。
【高校生】女子になりたい気持ちが爆発する
新しい環境になり、自分の性への疑問は増しました。クラスメイトのノンケくんを好きになりました。
でもそれだけじゃなくて、「女として」男の子であるノンケくんを好きだということがわかりました。
「ゲイ」と言われるのが嫌だから、「女として男が好き」と思った、ということではありません。
「心が女だから今までの人生で女子と仲良くなっていたんだ」とその時わかったのです。
こうして僕はその時期メイクを勉強したり、女性ウィッグを買いあさったりしていました。
この時期は本当に
女子になりたいという欲が
爆発していました。笑
【大学生】Xジェンダーという言葉に出会う
僕は医療系の大学に進み、自分のセクシャリティについて勉強したいと考えました。
その頃の僕は、「本当に女になりたいのか?」ということに疑問を感じていました。
「女」として「男」を好きになりたいという感情はあったのですが、「男性トイレを使いたくない」とか、「メンズスーツを着たくない」などの感情はありませんでした。
「ゲイ」ではないと思うけど
女になりたいということでも
ない気がするんだよな…
そんな時、Xジェンダーという言葉に出会いました。
Xジェンダーとは「身体的性別に関わらず、性自認が男性にも女性にもあてはまらない」という性自認を指す、日本でうまれた言葉です。
JobRainbowより引用
この言葉に出会って僕は救われました。
そうそう!これじゃん!
僕ってXジェンダーだったんだ!
と思ったことを今でも覚えています。
【大学卒業後】ゲイアプリで、似た考えの人に出会う
僕のセクシャリティは「Xジェンダー」ということがわかりましたが、どうやってパートナーを見つければいいかわからず、モヤモヤは消えませんでした。
ノンケの人と話していても恋愛関係に発展することはなかったため、ゲイアプリで様々な人と交流を持つようになっていました。
そんな時、僕のセクシャリティの考え方と似た価値観を持ったゲイの人に、3人出会いました。
彼らも自分のセクシャリティに疑問を抱き、最終的には「ゲイ」と称していると言っていました。
そう考えると
僕って結局「ゲイ」なの?「Xジェンダー」なの?
どっちなの?
という悩みが新たに生まれてしまいました。笑
【現在】「Xジェンダー」と「ゲイ」の両方を使う
今現在、僕は女性になりたいという感情は完全に消えました。
Xジェンダーという言葉は普及していないため、
Xジェンダーなんだ~
それってつまりどういうこと??
と必ず聞かれます。そのため説明しなければいけないことがたくさん出てきてしまい、僕自身が疲れてしまいます。笑
そこで僕は「ゲイ」と称することが楽だなと感じました。
同年代の人にセクシャリティを話すならまだしも、
40~50代やそれ以上の年代の人に説明しても
全然理解してもらえませんでした。
だから「ゲイ」と言ってしまう瞬間が多いです。
それと同時に「ゲイ」と称しているほうが、周りに共感してくれるゲイの友達が多いので、自己肯定感がうまれて生活するのも楽になりました。
「Xジェンダー」と称するよりも「ゲイ」のほうが人口が多いし、その「ゲイ」の中でも僕と似た価値観を持った人に多く出会えた、という経験が僕にはとても心強かったです。
未だに実生活において
Xジェンダーの人に
出会ったことがありません。
僕のセクシャリティは「Xジェンダー」だけど「ゲイ」
僕の人生の節目ごとに、セクシャリティの変化・捉え方を書いてきました。自認は「Xジェンダー」だけど、説明が難しそうな時などには「ゲイ」と称しています。
Xジェンダーの人口が少なく、Xジェンダーというセクシャリティを説明しにくいからこそ、日本全体にこの言葉が浸透するにはまだまだ時間がかかると思います。
以前の僕のように、セクシャリティについて悩んでいる人がいれば、なんでも悩みを聞きますので是非連絡してください!
僕は様々な人に助けられてきたので、手助けできることがあれば全力でします!人生一度きりなので、皆で一緒に楽しい人生を送りましょう!
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以下の記事を参考にしてください!
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