「マナー」とは、その人の経験や考え方がよく反映されるものです。とはいえ、最低限のマナーは誰しもが必要だと思います。
このマナーはセクシャリティも1つの要因となるでしょう。配慮が足りなければ「マナーがなってないな〜」と思うものの、セクシャルマイノリティの意見はなかなか広まらずにいるのが現状です。
今回記事では僕が以前働いていた職場のトイレで感じた、マナーについて紹介します!
この記事を読んだ方が何かを感じ取って行動していただけたら、僕はとても嬉しいです。
僕のセクシャリティについて、以下の記事でまとめています。こちらも是非ご覧ください。
とあるホテルで働いている時の、休憩中の出来事
その時僕は、都内にあるホテルで勤務していました。当時働いていたホテルの休憩室のイメージは、シャワーやお風呂のないワンルームです(笑)
6畳ほどの部屋に、仮眠用のシングルベッド・机と椅子・個室トイレがあります。
そのため従業員がトイレを使うときは、休憩室に入り、個室トイレを使用します。
ある日僕が休憩に入ったときに、ちょうどご飯を食べ始めるタイミングで、男性の上司がトイレを使いにきました。
このトイレのドア、かなり薄いんです。笑
そして上司の用を足す音がかなり大きかったんです。笑
しかも用を足した後すぐに扉から出てきたので、音と時間的に絶対手を洗っていないと思うんです。笑
その一連の状況を知ってしまって、休憩中食欲が失せてしまったということがありました。
マナーって大事じゃないですか?
その時の経験から、「トイレの音のマナー」について見直してほしいと思いました。
僕が働いていたホテルの休憩室のような環境でトイレを使う時、配慮が必要ではないでしょうか?
例えば、1Kのアパートに住む一人暮らしの友人宅に遊びに行ったとき、みなさんはどうしていますか?
男性が男性の家に遊びに行くなら
トイレの音は気にしないのかな…
僕は女性の友達の家に遊びに行くとき、絶対にトイレは座って、かつ水を流しながら、用を足す音が気にならないようにしています。
今回の場合、休憩しているのが僕ではなく若い女性従業員だったら音に対して何かしら配慮していたのかな~と思います。
そうじゃなかったら
大人としてちょっとどうなのかなと思う…笑
男性と女性の違い?
年を重ねるごとにこの男女差に違和感を感じます。たとえば女性に対して、
今、年齢おいくつなんですか?
体重いくつなんすか~
って、聞かないですよね。特に男性が女性にこの質問をすることって、かなりタブーだとされていますよね。
しかし相手が男性だったら上記の質問は男女ともにしていますよね。笑
これが嫌なんですよ。笑
それほど仲良くない人から急に、僕に対して上記の質問をされると
この質問答えなきゃだめかな…
と思ってしまいます。笑
男女差って必要ですか?
女性に対してはこうしてはいけない、
男性だからこれはしても良い。
こういう考え方って必要ですか?
この考え方があるのは
体が男性だから性自認も男性が当たり前とされているからだと思います。
僕は必要ないと思うし、今後はなくなっていってほしいです。
「女性に対してはこの質問はしてはいけない」ではなく
「この質問は(誰に対しても)しないほうがいい」という考え方になってほしいです。
僕はカミングアウトするまでにかなり時間がかかりました。
おそらく大多数の人が職場の人に対してカミングアウトできていません。
そういう中でこういう男女差のある行動をされると
性自認に悩む人にとってはかなりストレスになると思います。
だからこそ周りの人に配慮してほしいことは
「男女平等に接してもらうこと」です。
平等に接してもらうことで
性に対する違和感をあまり感じずに生活できます。
その点、この休憩室はすべて男女共用なため
使用する点ではとても快適です。
今後は男女平等に接することがどんどん浸透してほしいです。
すべてのセクシャリティに対して、平等に。
僕たちセクシャルマイノリティは、カミングアウトせずに生活している人がほとんどでしょう。そうなるとセクシャリティに関する悩みを周囲の人に言えません。
だからこそセクシャルマジョリティの方々にお願いしたいのは「心ある配慮」そして「すべてのセクシャリティに対して平等に接すること」です。
1人1人が少しずつ心がけたら、全員が生活しやすい社会になるでしょう。そうなるように、僕はこれからも少しずつ、僕の意見を発信していきます!
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