何事も「初めて」が肝心で、初めての経験は良くも悪くも鮮明に覚えているものですよね。笑
この記事では僕が大学1年生のときに
ゲイの人とリアルをした人生初リアルの経験をまとめました!
僕はこの出来事でかなり人間不信になり
次にリアルするまでにかなり時間を要しました。笑
出会いは掲示板から
僕は高校生の頃は特に何も活動せず、
仲の良い友達数人のみカミングアウトしていたので
そもそもLGBTの知り合いが周りにいませんでした。
当時、付き合ってる人はいなかったので
大学生になったら絶対にかっこいい彼氏をつくってやる!!
と、
意気込んでいました。
とはいえ、
全く活動していない人間がどうすればいいのかなんて
わかりませんでした。
相談できる人もいませんでした。
僕が大学1年生になったときは
スマホとガラケーの普及率は半々くらい。
僕も大学に入学するタイミングでスマホに変えました。
Twitterがようやく普及してきたものの
ついっぷるを使わないと
写真付きツイートができないような時代。笑
その頃からゲイアプリの存在は知っていたのですが
なんとなく根拠のない恐怖を感じていたのでアプリは使いませんでした。
今となってはゲイアプリの情報もネットで調べればたくさん出てきますが
当時は全く出てこなかったので尚更怖い世界だったように思います。
アプリ以外でどのように人と出会うかを模索している時、
ネットでゲイ向けの掲示板があることを知りました。
この掲示板は今でも運営されていすが、
身バレの可能性があるので伏せておきます。笑
ユーザー数も結構いてアクティブなユーザーも結構いるみたいで
なんとなく安心感を抱き、利用してみることにしました。
その掲示板は
- マジメ掲示板
- ヤリ目掲示板
の2つに分かれていたので、当然「マジメ掲示板」を利用しました。
使い方がいまいちわからなかった
高校生の時は部活一筋だったので
「掲示板」そのものを使ったことがありませんでした。
そのためいまいち使い方がわからず
全然メッセージのやりとりが出来ずにどんどん時が過ぎていきました。
そんな状況が続いたので
初めてちゃんと何度かのやりとりができた人に対してとても嬉しくなってしまい
この人に早く会ってみたい!!!!
と思ってしまったんです。
初リアルの当日は
これできっと彼氏できるぞ〜!!
と、僕は完全に浮かれていました。
LGBT当事者の方とお会いするのが人生で初めての経験だったので
同じような境遇を生きている人に会えること自体とても嬉しく感じていました。
会うまでは…
待ち合わせの場所に行くと…
新宿のとある場所を指定されて僕は向かいましたが
そこにその人はいませんでした。
おかしいな〜と思い、一度メールしてみると
「ちょっと遅くなっちゃったからウチにそのまま来てくれない?」
という文と共に住所が送られてきました。
リアルってこんな感じなんだ~
と僕は思い、
めちゃくちゃ緊張はしていましたが
特に疑うこともなくその人の家に向かいました。
部屋を開けたら…
事前に見ていた顔写真とは全く違う人がいました!!
友人なのかな?と思い聞いてみると、本人だと言うんです。笑
完全に頭がパニックで
顔以外にも身長と年齢が全然違いました(笑)
顔は
髪型が違うだけならまだしも
顔そのものが違いました(笑)
送った写真は数年前のもので
最近整形をしたと言っていました。笑
整形したなら
その写真がいくら以前の本人のものでも
それは無意味ですよね(笑)
身長はシークレットブーツを履いた時の身長らしく
それももはや身長という概念がおかしいし。笑
極めつけの年齢は
大学4年生と言われていたのですが
実際は30歳くらいの現役ホストでした(笑)
えっ…え…?
えーっと…どういうこと???
と完全にパニックでした(笑)
冷静にこの部屋の雰囲気がおかしい…
この部屋、電気がついていない…
その部屋は
ブラックライトだけしかついていなくて
とても薄暗かったんです。笑
そして今は夜20時。
ようやく僕はこの空気感を察しました。
以前の記事でも書いた通り
僕はホイホイした人間ではないので
そいういことをやるなんて到底無理だし
そもそも興味もありませんでした。
とはいえ初リアルだからこそ
「帰りたい」と切り出すタイミングが全くわかりませんでした。
「帰りたい」と言うことによって何をされるかもわからない、と
かなり恐怖を感じていました。
結局言われるがままになってしまい、ことが終わったらすぐに帰りました。
マンションを出て
そのマンションが見えなくなる場所まで走って遠ざかり
ようやく恐怖から解放され安心したので
よくわからない道の脇で号泣しました(笑)
そして新宿の夜道を泣きながら帰りました。
まるでドラマかのように
傘も持たず雨の中ずぶ濡れになりながら
号泣して歩いて帰るなんて
今客観的に考えると笑えますよね(笑)
初リアルで学んだこと
Myriams-Fotos / Pixabay
今冷静に考えれば誰が考えたっておかしい状況でも
当時の僕は初めてだったので全くわかりませんでした。
しかしこんな経験をしたからこそ
以下のことを気をつけるように行動を変えていきました。
相手をまず疑う
昔から簡単に人を信用し、
疑うことは良くないことだと思っていました。
しかしネットには様々な情報が溢れている現代。
そもそもその情報が全て正しいなんて保証はどこにもないと思います。
そしてそれは人も同じ。
全ての人が信用でき、嘘をつかないなら
詐欺師なんていませんよね。
だから自分の目で見たもの以外は信用しないと決めました。
迂闊に人の家に行かない
この出来事のあと
ノンケの人の家にも行けなくなりました。
特に1対1では
その相手の家が安全という保証が確保されていないからです。
しかもノンケと言っているだけで
実際はゲイで
僕を狙っているのかもしれない
と、当時の僕は全人類を疑って生きていました。笑
ヤリ目の人ばかりなのでは?
今でもそれほど性欲がないので下ネタを話すのはあまり好きではないんです。
ヤるのも結構抵抗があります。
そんな人間が意味のわからない人とヤるのは結構しんどかったです。笑
とはいえ、それでもヤる状況になったということは
「そもそもヤるのが当たり前なのかな?」
とその時思いました。
実際その後別の人とリアルした時も
だいたいの確率でヤりたいと言われるかそのような空気感になっていました。笑
ゲイ界ではリアル初日にヤるのが当たり前になっていると思います。
相手によって価値観は様々ですが
ちゃんと断れば理解してくれる人もいれば
断るとかなり激怒して色々強要してくる人もいました。
どんな人とリアルするかって
かなり重要だと学びました。笑
帰る勇気を持つ
僕の今回の場合、
前もって知っていた情報がその時点での情報と
差がありすぎました。
だから
「嘘をつかれていたので帰ります」
というのは正論ですよね。
その後、
良くないことが起きてしまうくらいなら
少しだけ勇気を振りしぼって帰ることを伝えたほうが
絶対にいいと思います!
そのために荷物は身軽に
荷物が身軽なら相手が少しごねても勢いでパッと帰れます。
しかし荷物が多い人だとそうもできません。
この日のから今でも
- バッグは絶対に1つ
- 最低限の大きさと最低限の中身
- バックは絶対に全てのポケットはチャックなどがついている
- 多少振りまわしても問題ないもの
を心がけています。
イメージは少し治安の悪い国に
旅行に行くイメージですね(笑)
このスタンスのお陰で
海外旅行に行ってもスリにあったことはありません(笑)
最後に「初リアルで学んだこと」をまとめておきます!
- 相手をまず疑う
→その人の情報が正しい保証はどこにもない - 迂闊に人の家に行かない
→その家が安全な保障がない - ヤリ目の人ばかりなのでは?
→人によって様々。危ない人にも出会いました。笑 - 帰る勇気を持つ
→あとで嫌なことが起こる前に、行動しよう。 - そのために荷物は身軽に
→リアルする時は「治安が悪い国」に行くイメージで。笑
初リアルでの経験から多くのことを学べたので、今仲良くしている友達にはかなり恵まれています。
とはいえ僕以外の人には悲しい思いをしてほしくないので、この記事が少しでも参考になればなと思います!
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