僕は現在ホテルマンとして働いています。僕が働くホテルには大浴場があって、フロントの夜勤が夜中に大浴場の清掃をしています。
その掃除をしている時に僕が気づいたことをまとめました。
夜中の掃除ってなかなか楽しいですよ(笑)
仕事中にゴミ箱掃除をしていて思うこと
フロント夜勤の仕事として夜中に大浴場清掃をしているのですが、ほとんどの場所は毎日大差ない汚れ方をしています。
しかし1か所だけ、日によってめちゃくちゃ綺麗だったり、めちゃくちゃ汚かったりする部分があります。
それがゴミ箱です。まさにこの写真のような扉付きのゴミ箱です。ゴミ箱の上やまわりにゴミが散乱している日があります。
ごみが散乱している時は、本当にたくさんあります。笑
ごみがたくさん散乱しているか、すべてきちんとゴミ箱の中に入っているか、の2択です。
汚い日の特徴
皆が綺麗に使っていれば、多くの人は「綺麗に保とう」と無意識に思うでしょう。(ゴミ箱のまわりの環境が綺麗という前提で)
反対に、このゴミ箱・もしくはゴミ箱のまわりの環境が汚いとわかったら「綺麗に保とう」という意識は生まれないでしょう。
しかも面白いことに「汚い!」と思う日って、ゴミ箱の中の量はそれほど関係ないんです。
ゴミ箱の中身がパンパンでゴミが入らないなら、ゴミ箱の周りが汚くなってしまうのはわかるんです。
しかし全く頑張らなくてもいいくらいゴミ箱の中身に空きがあるのに、ゴミ箱に捨ててくれないのに疑問を抱き始めました。
【同調行動】人はまわりの人と同じ行動をしがち
その原因を調べていると、同調行動という言葉に出会いました。
“同調行動”とは?
人は集団において、無意識のうちに人と同じ行動をとってしまうことがあります。心理学ではこのような現象を“同調”と呼びます。 (中略) “同調”が起きる理由は、人間が周りの人の行動や意見を基準として自らの行動や意見を決め手いくからです。 そこには、「何があるかわからないのでとりあえず同じ行動をとる」「人と違うことをして周りの人に嫌われたくない」という心理が働いています。
人間科学チャンネル「 “同調行動”とは? 」より引用
わからないからとりあえず同じ行動をとる。これが原因のように思いました。
確かにこのホテルのゴミ箱、ぱっと見だとゴミ箱だとわかりません。笑
「ゴミ箱はこちら」という表記があるものの、
ゴミ箱として独立しているのではなく、カウンターの壁の一部に窓があって、その窓がゴミ箱になっているんです。
だからゴミ箱上部のカウンターの上に1人でもゴミを置いてしまったら、そこのに置きたくなる気持ちもわかるような気がします。
明らかにホテル側が改善すべきですよね。笑
それってLGBTに対する差別も同じでは?
Free-Photos / Pixabay
この「同調行動」について考えていると、LGBTに対する差別も同じ原因ではないのか?と思い始めました。
そもそもLGBTの差別はなぜ起きているのでしょうか?
明確な理由をもって差別したり、見下したりしている人はそんなにいないと思うのは僕だけでしょうか。
きっと多くの人は、
皆がLGBTを笑いの対象にしているから、私もなんとなく笑いの対象としている。
LGBTが差別の対象とされているから、私も差別の対象として捉えている。
そんな気がします。
だからこそ当事者側も、
ゲイだとバレたら何をされるかわからないから、ノンケのふりをする。
と考えているのではないでしょうか。
特にゲイバレしたくないと必死になっている人は、このような思想が強いと思います。
両者ともに、もしかしたら最初は「違和感」を感じることもあるかもしれません。
しかし、まわりの人に合わせることに慣れたらその「違和感」を感じないうえに、同じ行動をとらない人に「違和感」すら感じるでしょう。
人間の慣れって怖い。
同じ行動よりも、本質を見るべきでは?
よくわからない状況・環境でどうすべきかわからないとき、周りの人と同じ行動をするのは確かに楽です。
同じ行動をすれば「自分1人だけが失敗する」という最悪のパターンは免れるし、考える時間の節約になります。
しかし自分で考えて行動をすることに意味があると僕は思います。
どんな場面でも「今自分が何をすべきか」「どのように考えるべきか」を考えられる人が強いでしょう。
今回の記事の主張は
まわりの人と同じ行動よりも、本質を見た行動を
でした。
久々に文章の短い記事でした。
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